インナーチャイルドとは?傷つく要因や具体的な影響、癒し方を紹介
最終更新日 : 2024/05/29 | 投稿日 : 2024/05/23
インナーチャイルドは、潜在意識に存在するピュアで純粋な部分を指し、誰でも持ち合わせているものです。
しかし、インナーチャイルドが傷ついた状態だと、どこか孤独さを感じていたり感情のコントロールがうまず人間関係がうまくいかなかったりと、日常生活に影響を与えることがあります。
こうした状況に、なぜ自分はこんなにも辛い思いをしなければならないのかと自らを否定しまう方は少なくないでしょう。
もし、大人になった今に生きづらさを感じている場合は、インナーチャイルドを傷つけるきっかけになった過去の経験や記憶が深く関係しているかもしれません。
そこで本記事では、インナーチャイルドとは何か、具体的な症状、うまく付き合う方法や癒し方についてご紹介します。
インナーチャイルドについて理解を深めながら、本来の自分で生きていく第一歩を踏み出しましょう。
Contents
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは、直訳すると「内側にいる子どもの自分」をあらわします。
実際に子どもがいるかどうかではなく、自分の潜在意識の領域にピュアで無邪気な子どものような部分があるという意味合いで使われます。
インナーチャイルドは、誰の心にも存在します。これまであなたが子どもの頃から経験してきた記憶、感情から徐々に培われているため、仕事をバリバリこなしているキャリアパーソンにも、ひげを蓄えたおじいさんの中にも存在しています。特定の人だけが持っている特別な心の領域ではないのです。
さて、インナーチャイルドという言葉がよく使われるのは、主にヒーリングやメンタルセラピー、心理カウンセリングの場面が多いでしょう。
その理由は、大人になってから直面するさまざまな問題が、インナーチャイルドによって培われた未解決のままの感情や問題、悲しみ、怒りが影響しているとされているからです。
そのため、この言葉が出てくる大半の状況では「インナーチャイルドが傷ついている」「インナーチャイルドを癒す」というように使われます。
大人になってからは、社会に何とか適合しようと合理的に行動しようとするでしょう。しかし、インナーチャイルドが傷ついた過去を抱えていると、社会生活や人間関係に影響を及ぼすといわれています。
インナーチャイルドが住んでいるのは「潜在意識」
インナーチャイルドが存在する場所は、私たちの潜在意識の部分といわれています。普段コントロールされていない無意識の部分で、無邪気で純粋なあなたがひっそりと身を隠しているんです。
自分に正直で嘘が嫌いなインナーチャイルドは、時折あなたの意識とは裏腹にひょっこり顔を出すことがあります。
そのきっかけになるのは、苦手な人が目の前に現れたときか、嫌な仕事を任されたときなのか、あるいは別の場面か、人によって異なるでしょう。一つだけ言えるのは、インナーチャイルドは、潜在意識の中であなたが心から避けたいことを知っているということです。
なので、インナーチャイルドが表に出れば出るほど、理性を保ちにくく社会生活や人間関係を築くことが難しいと感じる状況に陥ってしまうことがあるかもしれません。
それほど、インナーチャイルドは潜在意識に蓄積された膨大な記憶を管理し、敏感にはたらいています。
インナーチャイルドは悪者なの?いえ、違います
となると、「インナーチャイルドは理性を乱す悪者なの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
先ほど、インナーチャイルドは未解決の問題や感情を抱えた状態から大人になって影響することがあるとお話しました。
そのため、幼少期の頃に負った傷やトラウマと同じような状況に遭遇したときに「逃げて!危険が近づいているよ!」と、顕在意識に警告を鳴らす役割を担っているだけなのです。
そして、危険の察知という判断基準は、幼い頃に学んだ記憶によって作られています。
なので、他の人には何てことない状況でも、あなたにとっては「命の危険がある」と判断するかもしれません。
こう考えてみると、インナーチャイルドがいるからこそ、私たちはあらゆる危険や痛みを回避できるようになります。しかし、心の傷やトラウマが深い状態だと、インナーチャイルドはあらゆる場面で過剰反応してしまうでしょう。
人とのコミュニケーションが常に苦手、どこへ行っても社会生活にうまく馴染めない…と感じやすい方は、もしかしたら無意識の中で「私は傷ついているよ。癒してほしい」とうったえかけているサインなのかもしれませんね。
インナーチャイルドが傷つく要因
インナーチャイルドが傷つく要因は、主に幼少期のつらい体験や感情が影響していますが、そう聞くと、いじめや虐待、ネグレクトなどをイメージする方が多いかもしれません。
しかし、インナーチャイルドが傷つく原因はもっと身近なところにもあります。
たとえば、以下のような体験です。
- 苦手な習い事を強要させられた
- 他の誰かと常に比べられてきた
- お兄ちゃんなんだから我慢しなさいと教えられてきた
- 将来こうなるべきと、自由が与えられなかった
- 本音で話そうとするとすぐに怒られた
- 感情の起伏が激しい親に育てられて常にビクビクしていた
しつけ、常識…どれも普段の生活で起こり得そうな内容かもしれません。
こうした状況を日常的に経験している場合、知らず知らずのうちにインナーチャイルドは深く深く傷ついてゆきます。
そして、こうした傷が癒されないまま大人になると、苦手な仕事を強要されたら怒られる、どんな嫌なことでも笑顔で対応しなければならないから疲れる、周りに合わせないと変な目で見られる、といった生きづらい状況になる可能性が高くなるのです。
インナーチャイルドが傷つくとどんな症状が現れるの?
インナーチャイルドが傷ついた状態だと、大人になってからどのような症状が現れやすくなるでしょうか。人によって症状が異なるかもしれませんが、よくある例をいくつか挙げていきますね。
自己評価が低くなりやすい
他者と比べやすく、すぐに自分はどうして何もできないんだろうと思い込んでしまう場合は、インナーチャイルドが傷ついているサインかもしれません。
幼少期に「あなたが悪い」「あなたのせいで」と言われて育つと自己評価が低くなりやすく、自分の価値を信じられなくなったり褒められても認められなかったりという傾向があります。
「良い人」を演じてしまう
世間一般からみて良い人を演じてしまうことも、インナーチャイルドが傷ついている証拠かもしれません。
本心に従って自由に行動・表現できない体験を送ってくると、本当にやりたいことを我慢し他者の意見やアドバイスを優先させようとするかもしれません。そこには、Noと言うのが怖い、周りに合わせないと罰を受ける、といった恐怖心があるのでしょう。
一見、良い人を演じることで周りからみると接しやすい人に見られるかもしれません。しかし、本人にとってはつらさの方が勝り、決して心地よい状況ではないものです。
他者との交流にストレスを感じやすくなる
対人恐怖というのも、インナーチャイルドが影響しているかもしれません。
他者との会話が苦手、そもそも人と関わることにストレスを感じるという方は、子ども時代に周りから嫌なことを言われ続けてきた、嘘をつかれたという経験をしている可能性があるでしょう。
そのため、大人になってからも、他者への不信感が拭いにくくなります。人と打ち解けることが苦手になり、恋人ができたとしても「いつか裏切られるのでは」と不安な状態が続いてしまうのです。
無関心になりやすい
過去の傷が深いと、同じような苦しみや痛みを避けようと周りの出来事へ無関心になることがあります。
インナーチャイルドが痛みを避ける手段はさまざまですが、感情に蓋をしてしまう、見て見ぬふりをするというのも、特徴の一つといえるでしょう。
そのため、状況に反して自己中心的な行動に走ってしまうという傾向があるかもしれません。
他者に依存しやすくなる
他者に依存しやすくなるというのも、インナーチャイルドが傷ついているからかもしれません。
依存の形はさまざまで、他人の愛情や承認を求めすぎてしまう精神的な依存と、虚無感を埋めるためにアルコールやショッピング、恋愛で満たそうとする物質的な依存があります。
「何があっても失敗したくない」「成功しなければ自分はダメになる」といった感情から、自分以外の誰か(何か)に安心を求めようとする行動が多くなるでしょう。
他者をコントロールする傾向がある
他者をコントロールしようとしてしまうことも、珍しくありません。
近い関係であればあるほど、その傾向は強くなるでしょう。
インナーチャイルドが傷ついている場合、立てた予定どおりにうまくいかないと強烈な不安を感じやすくなります。きっとうまくいくはず!なんて楽観的に捉えるのが苦手な方はいらっしゃいますよね。
そのため、予定から少しでも外れてしまうと、無理やり修正しようと周囲の人たちをコントールする傾向があります。周りの人たちもつらくなっていくだけでなく、本人は想像以上に心が疲れてしまうというのは言うまでもありません。
傷ついたインナーチャイルドを見つける方法
どこか生きづらさや寂しさを感じている場合は、潜在意識の中で傷ついて泣いているインナーチャイルドを見つける必要があるでしょう。
潜在意識にアクセスするには、ヒーリングや瞑想、セラピーなどを通してじっくりと自分の内側とつながるのが効果的です。
そのうえで、過去に体験したどのようなことが今に影響しているのかを深く掘り下げることができます。さらに、今後手放した方がいいこと、変えた方が楽になることに気づき、今後の過ごし方にうまく取り入れていけるようになります。
決して完璧を目指さず、時間をかけて取り組んでみましょう。
潜在意識にアクセスする方法については、こちらの記事でも解説しています。
潜在意識へ効果的にアクセスするにはヒーリングを受けるのがおすすめ
潜在意識にアクセス…といっても、時間がかかることで簡単ではありません。
そのような場合は、セラピストによるヒーリングを受けることをおすすめします。
セラピストによるヒーリングは、インナーチャイルドを癒したいという目的の方だけではなく「今の自分を変えたいけど、明るい未来を描けない」「複数の悩みがあって何から手をつけたらいいのか分からない」という思いを抱えている方にもぴったりです。
心に悩みを抱えている方の多くは、話したことが外部に漏れないか、本音で話したら相手が引いてしまわないかという不安を抱えていることがあるかもしれません。
安心してください。プロのセラピストであれば、そのような心配は一切ありません。
最近ではオンラインでカウンセリングを行っているセラピストも多いので、顔出ししたくない…実際に人に会うのが苦手…と言う方でも負担なく施術を受けられるでしょう。
当サイトAquaPlanetは、インナーチャイルドへのアプローチを行っています。
これまで3,000名ほどの施術を担当してきた中でも、傷ついたインナーチャイルドによる生きづらさで悩む方は多くいらっしゃいました。
もし、人間関係や社会生活に悩みを抱えている、気分のアップダウンがしんどいという方は、ぜひご相談くださいね。
Aqua Planetによるヒーリング効果
ヒーリングによって、本当にインナーチャイルドは癒されるの?どう変わるの?と気になる方は多いでしょう。
実際にヒーリングを受けられた方のご感想をいくつかご紹介しますね。
Aさん
昨日は本当にありがとうございました
なぜか夜寝れなかったですが、今日はぐっすり寝れそうです
揺り戻しのような感覚もありますが寝不足だからだなーと…!
早速父の態度がすごく変わり、今日の物置のものを新居に移す作業も『疲れてると思うから寝てていいよ、俺やるから素直に甘えるという愛を出してみたら
すごく心地よい気持ちでした。
Mさん
ヒーリングを受けてからなんだか人の事が愛おしく感じるんです!
今まで何気なく見ていた事の見え方が変わって、涙が溢れてくる…
ちょっと戸惑ってます
頂いた本を読ませて頂いて、自分が幸せになる事を言じるのが大切なんだと気付きました。
今までは自分には幸せは無いと思っていたし、愛してもらえないと思っていました。
そんな考えをしている自分がこれまでの事を引き寄せてたんだなと…
それだけ引き寄せの力が強いのなら、これからはバカみたいに大きい幸せを信じようと思います。
嬉しい気持ちをどうしても伝えたくて、長文になってしまってすみません
Yさん
私が目を逸らしていたことでもあるので、ありがたかったです。
父に関しては2022年頭くらいにようやく言葉にできるように(前は話をしようとするだけで、勝手に涙出てどうしようもなかった状態でした笑)なっていたけど、そこから中々足踏みしてしまっていてどうにかしたいと思っていたタイミングだったんです
楽しんできます!
今回ご紹介したご感想は一部ですが、以前と比べて自分自身がこう変わった!ということを実感されている方がとても多く、喜びの声をいただいております。
インナーチャイルドを癒して本来の自分に戻ろう
インナーチャイルドの役割は、潜在意識の中からあなたに何らかのメッセージを与えてくれることです。
それはポジティブなものもあれば、傷ついているから助けてほしいという警告でもあります。
インナーチャイルドの声に耳を傾けることで、本来のあなた自身に戻ることができ、もっと自分らしく生きられるきっかけになるかもしれません。
当サイトAquaPlanetでは、スピリチュアルヒーリングの観点から、潜在意識へアクセスし、インナーチャイルドへのアプローチを行っています。
ヒーラー自身、過去に壮絶な体験をしスピリチュアルの世界に助けられたうちの一人。自身の経験があるからこそ、悩みや不安を抱えている方に寄り添ったセッションができます。
また、レイキヒーリングやトラウマセラピー、カードリーティングなど、あなたのお悩みにぴったりのセッションをいたします。
いつでもお気軽にご相談くださいね。