潜在意識を味方にしてお金のブロックを解除する方法【ワーク付き】
最終更新日 : 2024/11/27 | 投稿日 : 2024/11/26
みなさんは、お金に対してどのようなイメージを抱いていますか?
「お金は使ったらなくなるもの」
「たくさん稼いだことを人に話すのは下品」
もし、こうしたことを最初に思い浮かべる場合、もしかするとお金のブロックが潜在意識に定着している可能性があります。
お金のブロックは、みなさんが想像している以上にとっても強力です。
ですが、自分自身の思い込みに気がついて、お金に対する価値観を変えることで、うまく付き合えるようになるでしょう。
そこで本記事では、お金のブロックを解除して心豊かに過ごすヒントをお伝えします。
お金に対してなんらかの不安がある方は、参考にしてみてください。
Contents
そもそもお金のブロックとは?
「お金のブロック」は、潜在意識の中にあるお金に対するネガティブな思い込みや感情を表す際に使う言葉です。
このブロックは、自分では気づかないうちに心の奥底に根付いています。
たとえば「お金は使うとなくなるもの」「お金の話をする人は怪しいビジネスをしている」「お金が欲しいと言うことは恥ずかしい」という考え方が挙げられるでしょう。
ほかにも、個人事業をはじめて、お金を頂くことに申し訳なさを感じるというのも、お金のブロックに含まれます。
こうした「お金のブロック」があると、どれだけ努力してもお金と仲良くなれない状況に陥るかもしれません。
お金のブロックと潜在意識の深い関係
冒頭でもお伝えしましたが、お金のブロックは潜在意識と非常に深く関係しています。
たとえばあなたが、今の月収が16万円だとしましょう。
そこで、引き寄せの法則やSNSでキラキラした生活をしている人を見て「私も数ヶ月後には月収50万円稼ぎたい!」と目標を立てたとします。
ですが、大半の人は、仕事内容や家族構成、そして自分の経験値という現実を考えはじめて「どうせ無理だよね」「身の丈に合わないよ」「これを達成するのは別の人」と、諦めてしまうでしょう。
ではなぜ、こうした「諦め」が起きてしまうのかというと、正体は潜在意識です。
顕在意識と潜在意識の比率は、みなさんもご存じのとおり、氷山の一角に例えられます。
顕在意識は、全体のわずか5%にすぎません。残りの95%は、潜在意識を占めます。
潜在意識というのは無意識の領域なので、普段の生活でどのように影響しているのか気がつきません。そしてこの潜在意識は、あなたの思考や行動をすべて縁の下でコントロールしています。とっても強烈なのです。
なので、どれだけあなたが「月収50万円達成するぞ!」と決めても、潜在意識でネガティブな癖がある場合、すぐに飲み込まれてしまうでしょう。
潜在意識は、あなたが持つ信念に従順なので、その場に留まろうとします。
なので「お金を引き寄せたい!」「月収いくら達成したい!」という目標を叶えるには、お金のブロックを解除しなければいけません。
ただ、お金のブロックというのは潜在意識によってコントロールされるもので、単に「私はお金持ち!」「私はなんでもできるできる!」と言い聞かせても、簡単には変わらないでしょう。
では何を最初にやるべきかというと「あなたにどのようなお金のブロックがあるか」を言語化してみることです。
次の章で、よくあるお金のブロックを紹介するので、チェックしてみてください。
お金のブロックがあるかどうかのセルフチェック
ここからは、どんなお金のブロックがあるかを確認してみましょう。
もしかすると、その原因が「お金そのもの」ではなく、心の奥に潜む「不安やストレス」にあるかもしれません。このブロックに気づかないままだと、無意識のうちに自分で自分を豊かさから遠ざけてしまうこともあるでしょう。
以下の項目を見ながら、今の自分の状況に当てはまるものがないか確認してみてください。
他者の生活水準と自分をすぐに比較してしまう
「隣の芝生は青く見える」とはよく言いますが、他人と自分の生活水準を比較して「自分は恵まれていない」と感じてしまうことはあるでしょう。
たとえば、SNSや友人の話を見聞きして「良い暮らしをしていて羨ましい」「自分より幸せそうに見える」と、比較して落ち込んでしまう場合、お金のブロックが影響している可能性があります。
他人と自分を比較してしまう癖は、お金に限らず多くの場面でネガティブな感情を引き起こしかねません。
「自分はあの人と比べて恵まれていない」と無意識に思い込んでしまうことで、自分を卑下し、お金のブロックが深まることもあります。
自分にお金がないのは「家族のせい」「周りのせい」と思っている
「自分が苦しいのは親の教育が悪いから」「お金持ちの家庭に生まれていれば…」など、経済状況を他人のせいにしてしまう場合も、お金のブロックが根強いかもしれません。
この思考パターンに陥ると、何をするにも他責思考や環境のせいにする傾向が強まり、現状を変えるチャンスを逃してしまいます。
また、周りの環境を恨む気持ちが強いと、新しいお金の流れを自ら遮断してしまうリスクもあるでしょう。
やりたいことがあってもお金がなくなる恐怖で行動に移せない
新しいことへの挑戦や自分への投資は、お金が必要な場面が多いもの。しかし「お金が減ると思うと怖い」という気持ちが強すぎると、せっかくのチャンスを見逃しかねません。こうした状況も、潜在意識の中にお金に対する恐怖が居座っている証拠です。
たとえば、スキルアップの勉強や転職、起業するための初期投資なども、恐怖心から踏み出せずに諦めてしまうことがあります。
お金は使えばなくなるものだと思っている
「お金は有限で、使えばなくなるだけ」と考えていると、お金を「循環するエネルギー」として捉えられなくなります。こうした状況は、お金に対する思い込みが強く影響しているでしょう。
本来、お金は使い方次第で新しい価値や収入を生み出すものです。「先出しの法則」という言葉があるように、お金は使うから入ってきます。
支払うたびに不安を感じると、お金が生活を豊かにする手段ではなく、恐怖の対象になりかねません。
貯金の残高ばかり計算してしまう、過度な節約をしないと不安で仕方がない、というパターンを繰り返してしまうでしょう。
月々の支払いにストレスを感じている
家賃、光熱費、カードの支払いなど、毎月の支払いが頭を悩ませる原因になっている場合、それ自体が「お金のブロック」のサインであることがあります。
「支払い=貧乏になる」というネガティブなイメージが強いと、日々の生活全体にストレスを感じるようになり、心の余裕も失われてしまうでしょう。
支払いに対する意識を変えない限り、生活の中でお金が「苦痛」の象徴となってしまうかもしれません。
お金を受け取ることに罪悪感を抱く
報酬や贈り物を受け取るときに「こんなにいただいて、申し訳ないな…」と感じることはありませんか?
特に、個人事業でお金のブロックがある方は「相手は本当に納得してお金を支払っているだろうか」「自分にお金を支払って相手の生活は苦しくならないだろうか」という思考に陥るケースは多いでしょう。
この感情は、お金の流れを自ら止めてしまう要因になりかねません。お金を受け取ることに抵抗があると、収入が増える機会も自然と遠ざけてしまうでしょう。
十分なお金があっても「まだ足りない」と焦りを感じている
「お金がなくて不安」と思っている方のもとに、突如お金がたくさん舞い込んできた場合、それで問題は解決するのか?というと、そうとは限りません。
収入が増えても「もっと稼がなければ」「いつかなくなるのでは」と潜在意識に刷り込まれている場合、根本的な安心感は生まれないでしょう。
お金があることよりも「足りない」と感じる気持ちが優先されるため、心が常に焦燥感に支配されてしまいます。
周りが「〇〇稼げた」という話をし始めると逃げたくなる
他人の成功や収入の話題が出ると「その話を聞きたくない」と感じてしまう場合も、お金のブロックが影響している可能性があります。
これは、自分の中で「お金の話をするのが怖い」という思い込みが強くなっているサインです。
仮にあなたに十分な収入があっても、お金の話をする人から離れたいというなんらかのトラウマが隠れているのかもしれません。
浪費癖がある
お金のブロックは「使うのが怖い」「お金をいただくことに罪悪感がある」だけではありません。
必要以上にお金を使ってしまうというケースも、お金のブロックが影響していることがあります。
何かに強い不安を抱いている場合、衝動買いをして心を満たそうとする人もいるでしょう。
ですが、浪費は心の空虚感を埋める根本的な解決策にはなりません。
この状態が続くと、気づかないうちに「お金が貯まらない」「常に足りない」という悪循環に陥ってしまいます。
お金に対する思考が形成されるのは幼少期が影響している
お金に対する思い込みや考え方の多くは、実は幼少期に形作られているといわれています。子どもの頃に親や周りの大人から受けた言葉や経験が、潜在意識に強く刻まれ、それがお金に対する考え方の基盤になります。
たとえば、次のような経験はないか、思い返してみてください。
親が「うちは貧乏だから何も買えない」と言っていた
子どもの頃、欲しいものをお願いすると「そんなもの買う余裕はない」「うちはお金がないんだから我慢しなさい」と言われた経験があるとします。この場合「お金はいつも不足しているもの」という考えが潜在意識に刷り込まれることがあるでしょう。
この思い込みが大人になってからも影響し、収入が増えても「まだ足りない」という感覚に陥りかねません。
お金を巡る親の喧嘩を目の当たりにしていた
お金に関する両親の喧嘩やトラブルを目の当たりにしてきた場合「お金は争いを引き起こすもの」「お金は家族関係を壊すもの」といったネガティブな印象が根付きます。
このような環境で育った人は、大人になってもお金に対する恐怖や罪悪感を抱えやすくなりるでしょう。
「お金は汚いもの」と教えられた
「お金に執着すると嫌な人間になる」「大金を手にした人は破滅の人生をおくる」というような価値観を大人から植え付けられると、潜在意識に「お金を得ることは悪いことだ」という思い込みが形成されます。
その結果、頑張って稼いでも素直に受け取れなくなり、お金を稼ぐことに罪悪感を感じたりすることがあります。
「お金を大切にしなさい」と言われすぎた
親から「絶対に無駄遣いしてはいけない」「貯金しないと生きていけない」と強く言われすぎると、お金に対するプレッシャーを感じるようになります。
その結果、お金を使うことに極度の恐怖を感じてしまい、必要な投資や自己成長にお金を使えなくなってしまうでしょう。
幼少期の思い込みが大人になっても続くのはなぜ?
幼少期に親や周りの大人から繰り返し聞いた言葉や見た体験は、子どもの純粋な心に強い影響を与えます。そして、その影響が「潜在意識」に深く刻み込まれ、大人になった後も無意識のうちに行動や思考に影響を及ぼします。
もし今、お金のことで悩んでいるのであれば「自分の思考はどんな環境で形成されたのか」を一度振り返ってみてください。
もちろん、幼少期の経験は変えられませんが、その影響を自覚することで、少しずつ「新しい考え方」を取り入れるきっかけになります。
この後の章では、幼少期にできたお金のブロックを解消する方法を詳しくご紹介します。一緒に、自分の心の癖を見直していきましょう。
潜在意識に定着するお金のブロックを解除するワーク
では、いよいよお金のブロックを解除するワークの紹介です。
ここから紹介する「ブロック解除のワーク」を実践する際は、ぜひ「お金のブロックがあるかもしれない」という前提で進めてみてください。自分には「お金のブロックはない」と思い込んでワークを始めてしまうと、潜在意識をうまく引き出せません。
なので、まずはブロックがあるかもという前提で、実践してみましょう。
幼少期にお金に関するどんな経験をしたのか書き出してみよう
先ほど、お金に対する価値観は、幼少期に形成されるとお伝えしました。
では具体的に、子どもの頃を思い出して、お金に関するどのような経験をしたのか書き出してみてください。
このワークの目的は、お金に対する思い込みを自分で気がつくことです。
自問自答の例を、以下に挙げます。
- 子どもの頃、親がどんなお金の使い方をしていましたか?
- 「お金がない」「お金は大変だ」といった言葉を聞いて育ちましたか?
- 欲しいものを買ってもらえましたか?我慢することが多かったですか?
- 親がお金を支払うとき、どんな表情をしていましたか?
思い出せる範囲で構いません。
この項目の答えがブロック解除の鍵になってくるので、ぜひ紙に書き出してみてください。
どのようなときにお金の不安が発動するのか言語化してみよう
次に、自分がお金に不安を感じる瞬間を具体的に言語化してみましょう。
「なぜお金を使うと不安になるのか?」
「お金をたくさん稼げないと満たされないのはなぜか?」
こうした不安や心配ごとは「正体」が分からないから恐れてしまうものです。
その正体を突き止めるためには、まずどんなときにブロックが発動されやすいのか理解する必要があります。
以下の質問に答えてみてください。
- お金のことで不安を感じるのはどんな場面ですか?
答えの例「急な出費が発生したときに、貯金が足りなくなるのではと不安になる」 - そのとき、心の中でどんな言葉や感情が湧きますか?
答えの例「何にいくら必要なのか理解できていないからつらい」「もっと稼がないとダメだ」 - その感情は、幼少期のどんな経験から生まれたと思いますか?
答えの例「親が家計の苦しさを口にするたびに不安を感じていた。
このように、自分のお金に関する不安やブロックの「発動ポイント」を丁寧に振り返ると、自分の中にあるネガティブな思い込みや感情が少しずつ明確になります。
そうすると「実は必要以上に不安を感じていただけ」「今すぐに解決できる問題だった」と気づくこともあるでしょう。
このワークで、ブロックの正体を「見える化」してみてください。
お金を支払って得られたことを書き出そう
言語化ができたら、次に進むべきステップは「お金を支払って得られたことを書き出す」というワークです。
お金は、支払うことで「価値」や「体験」と交換する手段です。多くの人が、お金を使うときに「なくなる」「減る」というネガティブな感情を抱くかもしれません。
しかし、実際にお金を支払って得られたものを書き出してみると、豊かさを交換していることが理解できるでしょう。
たとえば、電気代。光熱費を支払っているから、暖かい部屋で過ごせます。インターネット代を支払っているから、スマホやパソコンで好きな情報を入手できます。
また、自己投資にお金を使う際も同じことがいえます。学びに対してお金を支払うことで、新しい知識が身につき、人脈も増えるかもしれません。
こうした「支払ったお金の結果として得られたもの」を意識すると「お金は自分の人生を豊かにしてくれる道具だ」と捉えられるようになるでしょう。
また、支払いをしたときに「得られた価値」に感謝の気持ちを持つことで、お金に対する考え方が少しずつ前向きに変わっていくはずです。
お金を受け取って自分が他者に与えられたことを書き出そう
次に、お金を受け取ることについて考えてみましょう。
お金を受け取ることに罪悪感を感じてしまう人は多いかもしれません。ですが、収入や報酬としてお金を得ることは「自分が他者に何らかの価値を与えた結果」でもあります。
以下のように「お金を受け取った背景」で、自分が何を提供していたのかを書き出してみてください。
- 仕事の報酬を受け取った→自分のスキルや時間を使って、他者のニーズを満たせた
- 商品やサービスを販売して収入を得た→お客様に喜びや便利さを提供できた
- 誰かからプレゼントやお金をもらった→良好な人間関係を築いてきた証拠
多くの場合、受け取ることに罪悪感があるのは「自分はお金をいただく価値がない」と無意識に思い込んでいるからです。
さらに、自分が受け取ることで「相手の懐が寂しくなるのでは?」という余計な思い込みも影響しているでしょう。
相手は、あなたに価値を感じているから、お金を支払っています。受け取ったときは「ありがとう」と心から感謝し、その価値を認めるといった小さな習慣を意識してみてください。
あなたが今存在していることに感謝する
お金の不安は、決してお金にまつわる話だけが原因ではありません。
あなた自身が、あなたの価値を理解していないと、心のブロックは解消されないでしょう。
今、自分が持っているもの、すでに得られているものに意識を向けてみてください。以下の項目に、感謝の言葉を添えてみてみましょう。
・自分の健康→「働ける体があることに感謝」
・日々の生活→ 「家や食事、衣服があることに感謝」
・人間関係→ 「支えてくれる人々がいることに感謝」
感謝をすることで「今、自分には十分な豊かさがある」と気づけるはずです。この気づきが、潜在意識の中で「お金に対する欠乏感」を解消する大きな一歩になるでしょう。
潜在意識の書き換えについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
お金のブロックが強烈すぎる場合は専門家に頼るのもあり
お金のブロックが強すぎると感じる方は、専門家への相談を検討してみるのもおすすめです。
たとえば、お金がなくなることへの恐怖から人に会うことが怖い、出かけるのが怖いなど、心身の負担が大きい場合は、ブロックがなかなか解除できないことがあります。
「なぜこんなにお金に対して不安を感じるのか」「どうすればこの思い込みを変えられるのか」が分からず、堂々巡りしてしまうのはつらいですよね。
また、幼少期の強烈な経験(お金に関するトラウマや家庭内の深い問題)が原因で、自力でその感情に向き合うのが難しいと感じる場合は、セラピストに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。
特に、潜在意識やエネルギーワークにアプローチするセラピストは、思い込みや感情を手放し、ポジティブな信念を潜在意識にインストールするサポートをしてくれます。
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