喪失感を克服するにはどうしたらいい?無気力になってもいい。心を癒すためにできる8つの方法

最終更新日 : 2024/07/10 | 投稿日 : 2024/07/10

  • 毎日が無気力でつらい
  • 未来への希望が見えなくて先の見えないトンネルを彷徨っている
  • 誰かに助けを求めたいけれどどうすればいいのか分からない

「恋人と別れてから悲しみと悔しさで生きているだけで精一杯」

「大切な人がこの世を去り、生きる希望がみえない」

「卒業後になぜか寂しい気持ちを引きずっている」

「長年勤めた会社を退職してから毎日が無気力」

喪失感。

自分が自分でなくなったような感覚で、まるで夢の中にいるような状態が続いている…。
本コラムを探してくださった方は、今抱いている悲しさや虚無感、絶望感から抜け出して楽になりたいという方がほとんどかもしれません。

今回は、喪失感を克服するために今すぐできることや、どうしても耐えきれないときの対応方法をお伝えします。

本文へ進んでいただく前に、先にお伝えします。
本コラムは、決してあなたが今感じている気持ちに「良い」「悪い」の判断はしません。
そして「克服するために必ずこうしなければいけない」ということも言いません。

なので、気軽に最後まで読み進めてみてくださいね。

喪失感とは「失ったとき」に抱く感情

喪失感とは、大切なものや人、あるいはペットを失ったときに感じる深い悲しみや空虚さのことを指します。

私たちは、生きている間にさまざまな経験をしますよね。
愛する人の死、離婚、失職、夢の挫折など、人生のあらゆるシーンに直面します。

後の章で詳しくお話しますが、喪失感は、悲しさやつらい状況のみに抱くものではありません。大きなイベントやプロジェクトを終えたときや、卒業して環境が変わったときでも感じることがあるものです。

喪失感の程度は、人それぞれ違いますが、心が耐えきれないほどの痛みを伴うこともあるでしょう。何もかもが意味を失ったかのように感じることも珍しくありません。

喪失感の現れ方は人それぞれ

喪失感は、人それぞれ異なる形で現れます。
ある人は涙が止まらず、他の人は言葉を失い、感情を抑え込んでしまうかもしれません。

このような反応は、あなたが弱いわけではなく、すべて自然なものです。
現れ方の大小に関係なく、あなたがその存在や状況をどれほど大切にしていたかの証なのです。

また、喪失感は時間とともに少しずつ和らいでいくこともありますが、その過程は決して簡単ではないかもしれません。

ただ一ついえることは、自分の感情を否定せず、無理をせず、そして生き続けてほしいということです。

喪失感はなぜ生まれるの?

「失うものがなければ、どれだけ楽なのか」

喪失感に押しつぶされそうになっているとき、そう思う瞬間があるかもしれないしょう。

喪失感が生まれる理由は、その対象が私たちの生活やアイデンティティに深く結びついているからです。

たとえば、愛する人がこの世を去ったとき、埋めることのない心の空白を生み出します。

同様に、長年勤めた職場からの退職や恋人との別れも、まるで生活の一部が失われたように感じさせるでしょう。

これらの出来事は、自分の人生における大切な部分が突然消え去ることを意味し、その結果として、ぽっかりと穴が空いてしまったような感覚になるものです。

さらに、喪失感は私たちの脳が変化に適応するための過程でもあります。
大切なものを失った後、脳はその状況を整理するための時間を必要とし、その過程で喪失感が生まれます。

喪失感は、私たちが大切なものや人を失った際に経験する、自然で避けられない感情だということが分かりますね。

喪失感を抱く期間はどのくらい?

喪失感から早く脱したいと願う傍ら、いつまでこのような感情にとらわれてしまうの?と不安になるもの。

喪失感を抱く期間は、人それぞれ異なります。

一般的に、喪失直後の数週間から数ヶ月間は強い悲しみや空虚感に襲われることが多いといわれています。

完全に立ち直るまでの期間は、個々の状況や性格、周囲のサポートによって大きく変わってくるでしょう。

ただ、喪失感が特に強い場合、1年以上にわたって続くこともあるかもしれません。この期間は、どうしても感情の浮き沈みが激しく、ふとした場面がトリガーとなって涙が溢れ出ることもあります。

ただ、多くの場合は時間とともに少しずつ心の傷が癒されていきます。

今、この先永遠に今の状態が続くかもしれないと不安になっている方は多いでしょう。

無理矢理でも感情に素直に向き合って少しずつ前進しなければ、と焦る気持ちがあるかもしれません。どのような状況であっても、今の気持ちを大切にしてあげてください。

喪失感を抱きやすい主な状況

喪失感を抱きやすくなるタイミングは、必ずしも悲しい出来事がきっかけとは限りません。

燃え尽き症候群という言葉があるように、それまで高い志を持っていたのに突然やる気を失ってしまったケースもあるでしょう。

人によって喪失感を抱くきっかけはさまざまですが、代表的なものを6つご紹介します。

大切な人やペットと死別したとき

愛する人やペットを失うことは、最も深い喪失感をもたらす出来事の一つかもしれません。

一緒に過ごしてきた時間や思い出がある分、彼らは私たちの生活の一部であり、存在自体が日常の中で大きな意味を持ってきました。

いつか別れがくると頭では理解しているものの、いざそのときを迎えると深い悲しみや寂しさを感じさせます。

恋人と別れたとき

恋人との別れもまた、強い喪失感を引き起こします。
共に過ごした時間や共有した思い出が、別れによって一気に失われたように感じるためです。

別れ間際は、もしかしたら喧嘩が絶えず、相手の嫌な部分ばかり見えてしまっていたかもしれません。けれども、別れたあとは「ああすればよかった」「思ったほど相手は悪くなかったかも」と、後悔にかられることはよくある話でしょう。

こうした感情は、将来に対する希望や計画が失われることによる喪失感とも関連しています。

大きなイベントやプロジェクトを終えたあと

長期間にわたって取り組んできたイベントやプロジェクトが終了すると、達成感と同時に喪失感を感じることがあります。先ほどお伝えした、燃え尽き症候群に入るかもしれませんね。

こうしたケースで喪失感を抱くのは、努力や集中力が一段落することで、それまで全力投球してきたエネルギーの使い道を見失うことが原因だと考えられます。

卒業したあと

学校を卒業すると、これまでの生活や友人関係が一変するため、喪失感を抱くことがあります。特に、長い間共に過ごした友人や慣れ親しんだ環境から離れることは、大きな変化として心がざわつくかもしれません。

コンフォートゾーンという言葉があるように、私たちは居心地の良い環境に留まりたいと思う傾向があります。それまでの環境が、居心地のいいものであればあるほど、喪失感を抱きやすいのかもしれません。

勤めていた会社を退職したとき

長年勤めていた会社を退職することも、強い喪失感を引き起こす要因となります。仕事仲間や職場の環境に対する愛着が失われることで、新しい環境に適応するまでの間、不安や寂しさを感じることがあります。

退職する理由は、人それぞですよね。
在籍時はあんなにも辞めたくて仕方なかったのに、いざ退職が決まって残りの勤務日数が少なくなると、ふと寂しくなるものです。

休日も仕事のことを考えて、毎日終電ぎりぎりまで残業して…
あんなにも頑張った場所は、もうないんだと思うと、寂しく感じてしまうことがあるでしょう。

身体に何らかの変化があったとき

病気や怪我によって身体に変化が生じると、これまでの日常生活が一変し、喪失感を感じることがあります。特に、身体的な機能や健康を失った場合、その喪失感は心身に大きな影響を与えることがあるものです。

また、年齢による身体の変化に気がついたときも、喪失感を抱きやすくなるかもしれません。

これらの状況は、いずれも私たちの生活や心に大きな影響を与え、喪失感を抱きやすいものです。とはいえ、喪失感を抱くことは、決してネガティブな反応ではありません。あなたが、全力で生きている証拠なのです。

喪失感を克服するにはどうしたらいい?

喪失感を克服するには、どうすればいいのでしょうか。
まずは、今すぐできることからご紹介しますね。

音楽療法で心身を癒してみる

音楽療法は、心身のリラクゼーションやストレス軽減に効果的な手法として広く知られています。中でも「528ヘルツ」の周波数は「愛の周波数」とも呼ばれ、心と身体に深い癒しをもたらすといわれています。

528ヘルツの音楽を取り入れる方法として、インターネットで「528ヘルツ 音楽」と検索すると多くの音源が見つかります。

YouTubeや音楽ストリーミングサービスでも、528ヘルツの音楽を提供しているプレイリストやチャンネルがあるので、ぜひ検索してみてください。

特に、瞑想やヨガ、入浴時に聴くと、より効果的にリラックスできるでしょう。

我慢せずに気持ちをノートに書き出す

誰にも言えなくて悩んでいる方は、考えていることを言語化してあげてもいいでしょう。

自分の気持ちを言葉にして書き出すことで、心の整理ができます。

ノートに、今感じていることや思ったことを自由に書いてみましょう。我慢せずに素直な気持ちを表現することで、少しずつ心が軽くなっていくはずです。定期的に書くことを習慣にすると、心のケアにもなるのでおすすめです。

同じようなつらさを抱えている人と共有する

心に抱えている痛みは、同じ経験をした人にしか分かりにくいもの。
同じような経験をしている人と話すことで、共感や理解を得られ、気持ちが穏やかになるかもしれません。

最近では、SNSで「このような悩みを抱えていて今戦っています」と発信している方は増えていて、その方の投稿に対して「私もです」とコメントする方もたくさんいらっしゃいます。

同じ悩みを抱える仲間と話すことで、自分だけではないと感じ、気持ちが楽になることがあります

趣味や仕事に集中する

気分転換をすることも重要です。

趣味や仕事、好きなことに没頭する時間は、心のリフレッシュに役立つはず。新しいスキルを身につけることも、元の生活を取り戻すきっかけになるでしょう。

何事も、ゆっくりで大丈夫ですよ。

行ったことのない場所を旅してみる

どうしても過去の思い出や記憶を思い出してしまってつらい場合は、行ったことのない場所へ足を運んでみるのもいいかもしれません。

新しい場所への旅は、心のリフレッシュに最適です。自然の中で過ごしたり、新しい文化に触れたりすることで、気分がリフレッシュされることがあります。日常から離れてみると、楽になることもあるものです。

自分の状況をまったく知らないコミュニティに参加してみる

新しいコミュニティに参加して新たなつながりを作ることで、気持ちが楽になるかもしれません。自分の状況を知らない人たちとの交流は、心機一転のきっかけになるかもしれないからです。

ただ、人によっては一人でいた方が楽という場合もあるでしょう。決して無理せず、ご自身が一番心地よい環境で過ごしてみてくださいね。

喪失感に自分一人では耐えきれない場合

時間が解決してくれるかもしれない、喪失感。
けれども、何事にもやる気が出ず、生きることがつらくなってしまっているという方も多いかもしれません。

そのような場合は、人の助けを借りてみてもいいかもしれません。

思い切って人の助けを借りてみる

喪失感に直面したとき、ひとりで抱え込むのは非常に辛いもの。思い切って周囲の人に助けを求めてみましょう。

家族や友人、信頼できる人に話すことで、心の重荷が少し軽くなることがあります。他人の理解や共感は、孤独感を和らげ、心に安らぎをもたらしてくれるかもしれません。

誰かと話すことが難しいと感じる場合、メールやメッセージで気持ちを伝える方法もあります。自分のペースで、無理のない範囲でサポートを求めてみてください。

セラピーを受けてみる

人に相談するといっても、なかなか話せない内容もあるでしょう。

その場合は、専門家にSOSを出してみるのもおすすめです。

セラピストやカウンセラーは、喪失感や悲しみをそのまま受け止めてくれる存在です。「話すことで気持ちが落ち着いた」「自分を取り戻せた」という方も多いものです。対面でのセラピーが難しい場合は、オンラインでも対応してくれます。

また、セラピーでは、医療行為は行いません。心身のトラブルを解決する医者とも異なり、“治す”というよりも、“自分らしく生きるきっかけを引き出すこと”が本来の役目といえます。

誰にも言えない喪失感を抱えている方は、セラピーを受けてみるのもおすすめです。

喪失感を克服するならセラピーがおすすめ

セラピーと聞くと、ちょっとハードルが高く感じる方は多いもの。

日本ではまだまだ受ける割合が少ないといわれていますが、欧米では50%以上の方がセラピーを受けたことがあるほど日常的なものなのです。

喪失感を克服するには、人によって時間がかかることもあるでしょう。
少しでも自分らしく過ごせる時間を取り戻すには、セラピーによって「感情と向き合う時間」をつくってみることをおすすめします。

AquaPlanetでは、喪失感の克服を含め、心身の不調をエネルギーの観点から癒してサポートさせていただきます。

セラピーの中では、あなたに親身になって寄り添い、お悩みとの向き合い方やこれからの生き方についてお伝えいたします。

もちろん、悩みや気持ちを思いっきり吐き出すだけでも大丈夫です。

セラピスト自身、過去にパートナーを亡くし、壮絶な体験をしているうちの一人。自身の経験があるからこそ、悩みや不安を抱えている方のお気持ちが痛いほど分かります。

喪失感を無理やり消すことはできません。どうしても乗り越えられない場合があるでしょう。

実際にセラピーを受けていただいた方の多くは「心が軽くなった」「人に話すことでもっとつらくなるかと思っていたけど、自分と向き合えるようになりました」と、お声をいただいています。

出かけるのがしんどいという方は、オンラインセラピーもご利用いただけます。

当ヒーリングサロンのメインであるレイキヒーリングやトラウマセラピー、潜在意識の書き換えなどを通じて、あなたのお悩みにぴったりのセッションをしますので、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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