潜在意識を書き換えるには?今すぐできる行動習慣や効果的に書き換える方法を解説
最終更新日 : 2024/04/17 | 投稿日 : 2024/04/17
潜在意識とは、無意識の中に眠っている意識のこと。脳の大部分を占めているといわれ、私たちの思考や行動を大きく左右します。
もし、心の奥に深い悩みがあって、自分を変えたいのに何もできずにいる…という方は、もしかしたら潜在意識が影響を与えているからかもしれません。
こう聞くと「潜在意識に支配されている限り、楽に生きられないの?」と思う方もいるでしょう。安心してください、そんなことはありません。
潜在意識を消すことはできませんが、ネガティブな要素よりもポジティブな要素を優位にすることは可能です。
そうするには、どうしたらいいのでしょうか?
本記事では、潜在意識を効果的に書き換える方法やコツを、スピリチュアルヒーラー直伝のもと解説します。
Contents
潜在意識とは無意識に眠っている部分のこと
はじめに、潜在意識について理解を深めておきましょう。
潜在意識とは、意識的に認識できない心の領域のこと。自覚できる顕在意識とは対照的に、潜在意識は無意識とも呼ばれ、過去の体験や記憶、感情、信念が蓄積されて形成しています。
脳科学では、潜在意識は大脳皮質の下にある大脳辺縁系や脳幹に存在すると考えられています。この部分は、感情や記憶、直感、本能などが司るところで、私たちの行動や思考に大きな影響を与えているといわれています。
顕在意識との違い
ここで、顕在意識との違いを確認しておきましょう。
潜在意識は、自動的に私たちの行動や感情に影響を与える無意識の領域とお伝えしました。一方、顕在意識は日々の意識的な行動や選択、判断に関わる部分です。
ここで分かりやすく例を挙げてみましょう。
たとえば、あなたが「痩せてお気に入りの服を着こなしたい!」と目標を立てたとします。
さっそく、食事管理や運動を頑張り始めるでしょう。けれども、どうしても甘いものを食べたくなったり、運動を面倒に感じたりしてしまうことがあるかもしれません。それ自体は、悪いことではありません。
ここから、潜在意識がはたらくと、以下の状況になる可能性があるのです。
「自分は太りやすい体質だし無理だもん」「運動は苦手だし」といった感情が出てきてしまうと、目標を諦めてしまうことがあります。「どうせ自分は続けられないし」と、自信を失ってしまうかもしれないでしょう。
お菓子が好きでも、運動が苦手でも、目標達成が不可能だという根拠はどこにもないはず。過去に失敗した経験や出来事が潜在意識として蓄積されているから、あなたをそう思い込ませている可能性があります。
もちろん、潜在意識にポジティブな要素や成功体験が多ければ、プラスにはたらくでしょう。
ただ、潜在意識においてどちらの要素が優位になっているかによって、行動や思考に影響するのです。
脳の95%以上は潜在意識
驚くことに、潜在意識は脳の95%以上を占めるとされています。意外にも、顕在意識はたったの5%前後なんですよね。
つまり、私たちはほとんどの行動や思考を、潜在意識によって決めているといっても過言ではありません。
もしかしたら、繰り返し行う行動があれば、過去の体験や記憶によって習慣化しているかもしれないでしょう。
潜在意識は過去の経験や出来事で作られる
潜在意識は、過去の体験や出来事、感じた感情などから蓄積されるとお伝えしました。では、具体的にどういった体験や感情が潜在意識として残りやすいのかお話しますね。
たとえば、幼少期の体験です。
幼少期の記憶や経験は、潜在意識に強く残るといわれています。特に、ネガティブな体験は、トラウマとして残ることは珍しくないでしょう。
「大昔の話だし、覚えているわけないよ」と思うかもしれません。
しかし、幼少期の脳は非常に柔軟で、新しい情報や経験に対する吸収が活発。この時期に受けた影響は深く残りやすく、無意識のうちに行動や感情に影響を及ぼすようになるかもしれません。
他にも、これまで生きてきた中で繰り返し経験したこと、たとえば習慣や口癖なども、潜在意識に蓄積されているでしょう。
潜在意識は、まだ完全には解明されていない部分も多いですが、私たちの心と行動に大きな影響を与えていることは間違いありませんね。
潜在意識が及ぼす影響力
ほかにも、潜在意識が及ぼす影響力には、あなたの幸せを後押ししてくれるものもあれば、逆に足を引っ張ってしまう可能性もあります。
この記事を読んでくださる方は、後者のお悩みを抱えているかもしれないので、少し例を挙げてみますね。
こうしたお悩みを抱えている方は、少なくないでしょう。
でも、あなたが弱いわけでは決してありません。潜在意識に眠っている過去の経験や出来事が影響している可能性が十分にあるからです。
潜在意識が及ぼす影響は、私たちが想像する以上にとっても大きなもの。だからこそ、こうしたお悩みから脱却するには、潜在意識を書き換える必要があるのです。
潜在意識は書き換えられるの?
「潜在意識って書き換えられるの?!」
と、驚かれた方もいるでしょう。
結論からいうと、潜在意識は柔軟で変更できるもの。正しい方法でアクセスしたり、専門家によるセッションを受けたりすることで、潜在意識の書き換えは十分に可能なのです。
ここで「潜在意識って、過去の体験や出来事で形成されているんでしょ?過去は変えられないのにどうするの?」という疑問が生じます。
潜在意識の書き換えは、過去の出来事をなかったものにするわけではありません。ネガティブだと思い込んでいる要素を探し出し、ポジティブなものに書き換えるようステップを踏みます。
潜在意識を正しく書き換えられれば、私たちの生活の質を大きく向上させる可能性を持っているんですよ。
潜在意識の書き換えで得られる効果
潜在意識の書き換えを正しく行うと、以下の効果が得られます。
思考パターンが変化する
潜在意識の書き換えにより、否定的または閉鎖的な思考が、前向きでオープンな思考へと変わります。
たとえば、仕事で壁にぶち当たったとしましょう。
過去の経験から「どうせうまくいかない」と思う方も多いかもしれません。でも、それ自体は決して悪いことはないのです。
ただ「こんなときもあるよね。どんな解決策があるだろう?」と、問題に対して前向きに捉えてみると、深い悩みに発展せずに済む可能性は高くなります。
思考パターンが変われば、その後の行動にも影響しますね。
感情が安定しやすくなる
ネガティブな感情のトリガーとなる潜在意識のパターンを書き換えることで、日常生活における感情の起伏が穏やかになります。
イライラしやすい、つらくて涙が出やすい、といった感情の波に左右されにくくなるでしょう。
行動が変わる
潜在意識に植え付けられた制限や恐れを取り除くことで、行動が変わります。
たとえば、新しい挑戦に積極的に取り組めるようになったり、今まで関わったことのないような人に話しかけたりと、自分でもびっくりするほど行動パターンが変わるでしょう。
潜在意識は、ときに自分自身を制限する壁を作ることがあります。「こうしなきゃいけない」「これをやらないと不安だ」という情報に支配された壁です。
でも、それは思い込みだったりします。
潜在意識によって作られていた壁がなくなれば、今の自分に心地よい選択をできるようになるでしょう。
人間関係を築きやすくなる
自己肯定感が向上し、他人との関係においてもポジティブな影響を及ぼします。
対人関係というのは、私たちの悩みの大部分を占めているといわれています。
潜在意識を書き換えることで、対人関係への不安が減少し、オープンなコミュニケーションが可能になるでしょう。思いどおりの人間関係を築きやすくなります。
潜在意識を書き換えるにはどうしたらいい?
ここからは、潜在意識を書き換えるコツについて紹介します。
潜在意識を書き換えるには、適切な方法で進めることで効果が得られます。
アファメーション(自己暗示)する
潜在意識を書き換えるうえで、もっともポピュラーな方法がアファメーションです。
アファメーションとは、前向きな自己暗示で理想の自分を引き寄せること。自己暗示や断言とも呼ばれます。
具体的には、なりたい自分や理想の未来を前向きな言葉で繰り返し宣言することで、潜在意識にはたらきかけ、目標達成や自己実現を促進する手法です。
たとえば「自分はできるできる!」「私は愛されている」と、繰り返し発する(もしくは思う)ことで、潜在意識に新しい情報を植え付けます。
アファメーションをする際は「ただ幸せになりたい」と願うよりも「私はすでに幸せだ!」と理想の状態を叶えている状態で行うと、より効果的に潜在意識にはたらくでしょう。
できれば、毎日同じ時間に同じ言葉を繰り返すといいかもしれません。
アファメーションでイメージングすると、行動にも変化が現れ、現実を引き寄せます。
自己暗示と聞くと、ちょっとネガティブに聞こえてしまうかもしれません。科学的根拠がないと信用できない方もいるでしょう。
しかし、実際のところ、アファメーションはプラシーボ効果を強くするはたらきがあります。
プラシーボ効果とは、思い込みの力で症状を改善する現象のこと。実際に物理的な治療を施していないにもかかわらず、症状が和らいだり予防したりすることを意味します。
科学的にはまだ完全には解明されていませんが、脳がエンドルフィンやドーパミンなどの幸福物質を分泌し、それが痛みや不安などの症状を緩和するのではないかと考えられています。
アファメーションとプラシーボ効果は、思い込みの力によって心身に変化をもたらすという点で共通していますよね。ぜひ、肯定的な言葉で潜在意識にはたらきかけてみてください。
マイナスな記憶を受け入れる
マイナスな記憶を受け入れることも、潜在意識の書き換えにおいて重要です。
マイナスを認めることは、現状を客観的に認識する上でとっても大切なこと。その上で、理想の状態にフォーカスしましょう。
ただ、マイナスを認めるといっても、そもそも潜在意識においては何がマイナスな要素になっているのか分からないものですよね。
そうした場合は、自分を客観的に見るよう意識してみましょう。
たとえば、自分はどんなときにネガティブな感情が発動しやすいか?と思い出してみることです。
ただ、マイナスな要素ばかり考えてしまうと、そればかりにとらわれてしまい疲れてしまうかもしれません。大事なのは、気がついた時点でどんな感情も受け入れることです。
ちなみに、当サイトAqua Planetでは、潜在意識の書き換えセッションの際、解消したいお悩みに合わせて潜在意識にアクセスするための質問項目を投げかけます。適切な質問によって身体反射を観察し、プラスに変換する要素を見出すためです。
もし、自分一人で不安な方は、ぜひセッションを受けにきてくださいね。
前向きになる言葉を使う/前向きな言葉を使う人と積極的に付き合う
潜在意識は、五感を通して情報を受け取り、記憶しています。
そのため、前向きな言葉を使うことや、前向きな言葉を使う人と積極的に付き合うことで潜在意識に前向きな情報をインプットし、書き換えられていきます。
特に、前向きな言葉を使う人と積極的に付き合うことは、偉大な効果があるのは間違いありません。
人が発するエネルギーには、ポジティブなものもあればネガティブなものもあります。
特に気をつけたいのが、ネガティブなエネルギーは周囲に伝染しやすいということ。一緒にいてしんどくなる…なぜか不安になる…という場合は、関わる人からの影響があるかもしれません。
そうした体験を繰り返してしまうと、潜在意識の中に気付かぬうちに「不安になりやすい体質だ」「人と関わるのが苦手だ」とインプットされてしまうでしょう。
前向きな人と積極的に交流することで、潜在意識を前向きに変えられます。
脳の情報世界が豊かな人と過ごす
脳の情報世界が豊かな人と接することも、潜在意識の書き換えにおいて重要です。
脳の情報世界?といっても、分かりづらいですよね(笑)。
ここからは、ちょっと脳機能のお話をしますね。
私たちの脳には、RASという網様体賦活系(もうようたいふかつけい)という機能があります。
RASとは、簡単にいうと認識する情報に対して必要かどうかを選別するフィルターのこと。自分にとって必要な情報以外は、認識しなくなる便利な機能なのです。
私たちは、入ってくる情報によって必要か不要かを判断します。
たとえば、年収1億目指そうと努力している人がいたとします。
大抵の人は、年収1億なんてどこか遠い話だと脳が判断します。仮に目指したいと思っても「無理だよね」「何それ?本気で思ってる?」と、脳が不要な情報だと判断し実行に移すことはありません。
でも、RASを有効活用している人は、ちょっとした願望でも確実に達成するための行動をしています。脳が、本人が成し遂げたい願望を必要なものだとキャッチしているからです。
自分のやりたいこと、やるべきことをしっかりと見極めているのです。
ただ、いきなりRASを味方につけようと思っても、簡単ではありません。手っ取り早いのは、RASを味方にしている人の近くで過ごすことです。
どんな小さな願望でもなんとかして達成しようとする人の近くにいることで、「私にもできるかも」と潜在意識がプラスにはたらき、願望を実現する可能性が高まっていくでしょう。
なりたい自分になりきって過ごしてみる
なりたい自分になりきることも、とっても重要です。
これは、アファメーションでもお話したことですが、なりたい自分になって過ごすことで、自然と無意識化に「私は理想的な生き方をしている」と定着していきます。
ここで重要なのは、「〇〇になりたい」「〇〇できるようになりたい」といったお願いごととして断言しないこと。この言葉の裏には、自分はまだそこに達成できていないという感情が反映されてしまい、潜在意識の書き換えがスムーズにいきません。
すでに達成した!実現した!というようなイメージをもって、過ごしてみてください。
ちなみに、筆者も起業初期のころ、毎日なりたい自分になりきってお仕事をしていました。
当時やっていたことは「私は超売れっ子の女性起業家!持ち物はMacのパソコンと小さい手帳。すれ違う人にサイン求められるくらい憧れられてる存在」とかイメージして、東京のおしゃれストリート歩いていました(笑)
そうすることで、本当に自分が超売れっ子になっている気分になり、翌月にはMacのパソコンを購入していました。なりきることで、着実に行動に現れるのです。
なりたい自分になりきることは、とっても簡単。思い込めばいいのですから。
潜在意識を書き換えるには、理想の自分を描いて過ごしてみてくださいね。
リフレーミングする
リフレーミングも、潜在意識を書き換えるコツの一つです。
リフレーミングとは、ものの見え方を変える心理学のこと。普通ならネガティブな体験や出来事と感じていたことを、むしろチャンスだと捉えてみるといったイメージです。
たとえば、インスタで見つけた洋菓子店のチーズケーキをどうしても食べたくてお店に足を運んだとしましょう。
そしたら、到着した10分前に売り切れ。
これまでなら、せっかくきたのに残念…時間の無駄だったかもと思うかもしれません。
でも、チーズケーキが売り切れていることは単なる事実であって、必ずしもマイナスではありません。残念!無駄!という感情によって、その状況をマイナスにしているだけなのです。
そうであれば、次のように捉えるとどうでしょうか。
「売り切れか!そこまで人気とは、自分のセンスは間違っていなかった。また来よう。」
「歩けたし、いい運動になった。」
ちょっと強引かもしれませんが、一見ネガティブな状況でも、捉え方を変換することで前向きになれる習慣が身についていきます。
ただ、全ての事柄においてポジティブになる必要はありません。
どうしても肯定的に捉えるのが難し場合は、過去のトラウマが大きく関係している場合があるでしょう。その場合は、トラウマ除去やヒーリングなど、心のケアを最優先にしてみてくださいね。
ヒーラーのセッションを受ける
確実に潜在意識にアクセスし、書き換えるのであればヒーラーのセッションを受けることをおすすめします。
お伝えしたように、潜在意識にアクセスするには、自分を客観的にみなければなりません。過去のどのような体験が自分を制御しているのか、つらい気持ちを起こさせているのか、なかなか見つけられないものです。
ヒーラーのセッションでは、瞑想や呼吸法などを取り入れることで、リラックスした状態を作り出してくれます。リラックスした状態は、潜在意識にアクセスしやすくなり、書き換えもスムーズになるでしょう。
また、ヒーラーは、あなた自身の言葉や行動から潜在意識にどのような思い込みがあるのかを客観的に分析してくれます。
自分では気づいていない思い込みに気づくことで、より効果的に書き換えられるでしょう。
潜在意識を確実に書き換えるにはヒーラーのセッションを受けるのがおすすめ
潜在意識を書き換える方法には、さまざまなアプローチがあります。中でも、効果的に自分を変えるのであればヒーラーのセッションを受けることをおすすめします。
当サイトAquaPlanetでは、スピリチュアルヒーリングの観点から、潜在意識の書き換えセッションをお受けしております。
ヒーラー自身、過去に壮絶な体験をし、スピリチュアルの世界に助けられたうちの一人。自身の経験があるからこそ、悩みや不安を抱えている方に寄り添ったセッションができます。
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また、AquaPlanetでは、同じような活動ができる仲間を増やすことも念頭においています。スピリチュアルやセラピーにご興味ある方は、お気軽にお声がけください。